「努力」と「成長」の違いを考える ー 学び続ける子どもたちへ伝えたいこと

「レベルの高いところで必死に食らいつくのが努力で、気づけば適応しているのが成長。」
この言葉には、学びの本質が詰まっています。生徒たちは日々、背伸びをしながら難しい課題に挑み、知らず知らずのうちにそのレベルに“適応”していきます。

努力とは「今の自分を超えようとすること」

努力とは、簡単に言えば「背伸びをすること」です。

たとえば、今の学力では難しい問題集に取り組むこと。
時間がかかっても、理解できるまで繰り返し問題に向き合うこと。
部活動でも、先輩たちのレベルに追いつこうと必死に練習すること。

こうした「自分にとって負荷のあること」に挑戦する行動こそが、努力です。
努力の最中は、なかなか成果が見えないことも多いですが、そのプロセスを通じて「学びの器」が少しずつ広がっていきます。

成長とは「気づいたときには、できていること」

一方、成長とはどういう状態でしょうか。

かつては苦手だったはずの単元が、「なんだ、こういうことか」と理解できるようになった。
毎日コツコツとやっていた単語の暗記が、いつの間にか習慣化され、スムーズに頭に入ってくるようになった。
できなかったことが、特別なことではなく“当たり前”になっている。

それが「成長」です。

この状態になるまでには、本人も周囲も気づかないほどの小さな積み重ねがありました。
成長は、努力の“結果”として後からついてくるものなのです。


努力と成長をつなぐ「継続」の力

努力が成長につながるには、「継続」することが欠かせません。

最初は思うように進まないかもしれません。
成果が出ないと不安になることもあるでしょう。
ですが、続けている限り、必ず前に進んでいます。

大人の私たちができることは、子どもたちの「今は見えない成長の芽」を信じて支えることです。
結果だけを急かすのではなく、「よく頑張っているね」「前よりスムーズに解けてきたね」と、小さな変化を一緒に喜ぶ姿勢が、子どもたちの努力を後押しします。