「将来使わないから勉強しない」よくある言い訳について

〜勉強が教えてくれる“考える力”の大切さ〜
「これ、将来使わないし…」という声に

「こんな勉強、将来役に立たないからやる意味がない」
中学生や高校生の間で、こんな言葉を耳にすることは少なくありません。
確かに、因数分解や古文、化学反応式など、将来の職業で直接使うことがない知識もあるかもしれません。

でも―だからといって「勉強しない」は、本当に正しい判断なのでしょうか?

勉強で得られるのは「知識」だけじゃない
● 勉強は「思考のトレーニング」

学校で学ぶ内容は、単なる知識の詰め込みではありません。
たとえば数学の問題を解く過程では、条件を整理し、仮説を立て、筋道を立てて答えにたどり着く…というプロセスが求められます。

これはまさに「考える力」のトレーニングです。

英語の長文読解や国語の文章題も、読み手の意図をくみ取ったり、自分の意見をまとめたりする訓練になります。
こうした思考力・理解力・表現力は、将来どんな職業に就くとしても必要不可欠な力です。

● 「勉強しない」は「考えることを放棄する」こと

「使わないから勉強しない」という選択は、知識だけでなく、考えること自体を手放してしまうことにつながります。
思考を止めるクセがついてしまうと、将来、自分の意見を求められたとき、問題に直面したとき、すぐに「わからない」「できない」と諦めてしまうかもしれません。

勉強は、自分の頭で考え、課題に向き合う力を育てる場でもあるのです。

「今」使わなくても、「一生」使う力を育てている

子どもたちが今学んでいる内容が、将来すべて役に立つとは限りません。
でも、「考える習慣」や「思考の土台」は、必ず一生の財産になります。

大切なのは、「この知識は使う/使わない」で判断することではなく、「今、自分は何を学び、どんな力を育てているか」に気づくことです。

勉強とは、未来のために「思考を止めない」こと。
今日の学びが、未来のあなたをきっと支えてくれます。